翻訳会社からフリーランス翻訳者へ支払われる翻訳料は源泉徴収の対象になっています。
本来、税金というのは、税金を納める義務がある本人が納めるのが大原則であるので、翻訳会社が労力(=事務コスト)を使って源泉徴収するのはおかしいと考えられます。これが社員の給与からの源泉徴収であれば、社員の税金まわりの手間を減らすという点において福利厚生の一部と見なすこともできなくはないので、まだ納得のしようもあるんですがね・・・。
翻訳会社が儲かって儲かって仕方ない会社だというなら、それぐらいのことは大した話では無いのかもしれませんが、日本で上場している翻訳会社がたったの1社しかないのが現実であり、倒産件数も飲食店なみに多いのも翻訳会社の現実なのです。更に、昨今では、機械翻訳の進化に伴い、簡単な翻訳は翻訳会社を不要とする方向にありますし、海外の翻訳会社、特に中国の翻訳会社も安い人件費を武器に虎視眈々と日本市場を狙っています。早い話、大抵の翻訳会社は経営が苦しいわけです。また、源泉徴収を行っていない小さな会社や個人による翻訳の請負というのも見られ、まじめに源泉徴収を行っている翻訳会社から見ると不公正な状態が野放しになっているのも現実です。国は、翻訳会社に源泉徴収を行うことを義務付けるのであれば、源泉徴収を行うのに必要なコストを翻訳会社に支払うか、もし、それが出来ないのであれば、まじめに源泉徴収を行う翻訳会社だけが損をすることが無いよう、抜け道を厳しく監視し、翻訳に関するどのような取引も、漏れなく源泉徴収を行うよう徹底してもらわなければ困ります。
ま、この国の運営を行っている政治家や役人は、この国が良くなるために仕事をしているという感じでは無く、自らの利益のために動いていると言った方が正しい・・・中には例外もあるかもしれませんがね・・・ので、政治家や役人にとって「おいしい」案件でなければ放置されるのが関の山なので、諦めに似た胸中でありますが。一応、何が正しくて何が間違っているかは明確にさせておきたいと思い、小言を垂れた次第です。
翻訳会社における源泉徴収の実務
翻訳会社からフリーランス翻訳者へ支払われる翻訳料の源泉徴収の実務については フリーランス翻訳者と翻訳会社(源泉徴収関連) のページをご参照ください。
翻訳会社ソリュテックでは、過去、多くの翻訳サービスを顧客に提供してまいりました。 それに伴い、フリーランス翻訳者の方にも多くの翻訳をお願いしてきました。 その経験から、一概にフリーランス翻訳者の方と申しましても、翻訳会社として翻訳を依頼したい翻訳者の方と、そうではない翻訳者の方、様々な方がおられることを実感しています。
翻訳会社としては、当然、翻訳を依頼したい翻訳者の方を優先してお仕事をお願いする訳ですが、どのような翻訳者に翻訳を依頼し、どのような翻訳者に翻訳を依頼しないかということをフリーランス翻訳者の方にお示しすることで、フリーランス翻訳者の方にとっても翻訳会社とうまくつきあえるのではないかと考え、本ページにまとめることといたしました。
■ まず、翻訳会社の求める翻訳者像について 翻訳会社に選ばれる翻訳者とは のページをご参照ください。ここに書かれている事項はフリーランス翻訳者の資質として非常に重要です。
■ 上記の翻訳会社の求める翻訳者像以外にも、翻訳会社が翻訳者を選択する要素というのは結構あります。
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